2023/05/17 12:25
今年もみかん蜜を採ることができました!
こんにちは、養紡屋のミサです!
さて、いよいよお待たせしました!みかん蜜の販売ですー\(^^)/
昨年はみかん蜜の採れた量が少なかった事と、直売所オープンにあたり、有難いことに需要が増えたことで
秋にはみかん蜜が完売してしまい、お客様から「みかん蜜はいつ入りますか?」と問い合わせ頂くことが本当に多い一年でした。
その為、いつも以上に我々も待ってました感がすごいです(笑)
今回はそんなみかん蜜搾りの様子を書いていこうと思います。
養蜂家は早起き
養蜂家の夫はいつも4時起きです。
ハチミツ搾りの日は夜明け前から準備を始め、太陽が昇るのと同時に作業を始めます。
ミツバチは日中に花の蜜を集め、羽で蜜をあおぎ、水分を飛ばして濃厚なハチミツを作ります。
その為、午後になると集めてきたばかりの花の蜜が入ってしまい糖度が低くなってしまいます。
ですので、養蜂家の朝は早いのです。
あとは、この時期くらいから、人間は午後になると暑くて動けない、、、っていうのもあります(笑)
ミツバチの巣箱のあるところ
今年は4蜂場で「みかん蜜」を搾りました。
主に、都田〜滝沢の山間に巣箱を置いています。
基本的には人間がびっくりしてしまわないように、一目につかないひっそりとした場所に巣箱は置かれています。
でも実は1本道を挟むとよく知っている場所だったりもするんですよ〜
この、使われなくなった田んぼの片隅に巣箱を置かせてもらっている「田んぼ蜂場」は小川が隣接し、綺麗な水が流れ、可愛らしい草花が咲き、どこからか良いお花の香りがする、個人的に好きな蜂場です。
ハチミツ搾りのお仕事
ハチミツを搾る前には、巣に群がるミツバチに一旦、避けてもらっている必要があります。
巣枠を手に持ち、フンっと振い落とす作業ですが、簡単そうに見えて実は結構難しい。そして、地味に大変。
私がやるとどうしてもミツバチが残ってしまうものの、夫がやると綺麗に振り落とされます。
この振い作業を、1日でだいたい9枚 ×40箱=360回やるわけなので腕がどうにかなりそうです、、、
そして、巣に貯まったハチミツを搾る為に「蜜蓋」を切り取っていきます。
この蓋が掛かっているのがハチミツ完熟の証し。
この六角形の穴の中にハチミツがた〜っぷり入ってるんです。
次に、蜜蓋を切った巣枠を遠心分離機に入れていきます。
養紡屋で使っている遠心分離機は9枚巣枠が入ります。
3〜4分ほどかけて片面ずつ、それぞれハチミツを取り除いていきます。
これはモーターで自動で回る機械ですが、昔は手で回していたかと思うと本当に大変な作業です。
今年は強力な助っ人のお陰で、雨の合間に予定通りのハチミツ採取ができました。
感謝です!!!
こうして、キラキラ美しい「みかん蜜」が採れました。
「みかん蜜」は色が薄く透明度が高い事が特徴です。
瓶詰めの時には見た目の綺麗さに思わずうっとりしてしまいます。
2023年のみかん蜜
今年は桜の開花が非常に早かった事は、皆さんも記憶に新しいと思いますが、みかんの花も例年より咲くのが早く、養蜂家としてはヤキモキする日が続きました。
純粋なみかん蜜を採る為に、みかんのお花が咲く前に初回蜜と言ってそれまでに巣箱に貯まった蜜を一旦綺麗に取り除く作業があります。
この作業を行うタイミングが早くても遅くても味に影響してきます。天気予報を見ながらタイミングを見計らっていきます。
今年はベストなタイミングで搾る事が出来、とても純度の高いみかん蜜を採る事が出来ました\(^^)/
量も去年より多く採れたので、一人でも多くの方に味わってもらえると嬉しいです。
みかん蜜は優しい甘さと柑橘系の香りが特徴です。
このみかんのお花の香りは、気温が高くなる7月頃になると薄くなってくる印象です。
その為、新蜜の香りを楽しむ為に、ぜひこの時期に味わってほしいハチミツの一つです。
オススメの召し上がり方
・ヨーグルトと
・ふわふわ系のパンに
・お水や炭酸で溶いて、少しレモン果汁を入れる夏の定番ドリンクとして(夏バテ予防にもピッタリ)
・果物や野菜のマリネに
みかん蜜の販売は5月18日から
プレゼントにもオススメです^^